育児休暇中の僕は、日々、慌ただしく時間が過ぎていくのを感じています。
育児、家事、買い物、そして子供の寝かしつけ。自分のための時間は、本当にわずかしかありません。そんな僕が、それでも「自分の時間」を確保し、こうしてブログを書いたり、勉強したりできるのは、ある一つのアイテムのおかげです。
それは、MacBook Airです。
高性能なMacBook Proではなく、あえて「Air」を選ぶこと。それは、僕にとって「自由」と「心の余白」を手にすることと同義でした。
多くの人は、パソコンに「スペックの高さ」や「処理速度」を求めます。僕もかつては、パワハラに苦しむ大企業で、性能の高いWindowsマシンを使い、多くのタスクをこなしていました。しかし、その先に待っていたのは、疲弊した心と、自分の時間が失われていく感覚でした。
MacBook Airの「軽さ」と「静かさ」は、僕の働き方と暮らし方を大きく変えてくれました。この記事では、育休中の僕が、なぜMacBook Airを手放せないのか、その理由を3つの視点からお話しします。
1. 軽さがくれた「いつでも、どこでも」の自由
MacBook Airの最大の魅力は、やはりその軽さです。13インチモデルで約1.24kg、15インチモデルでも約1.51kgという軽さは、僕に「いつでも、どこでも」という自由を与えてくれました。
- リビングが僕の書斎に: 子供が遊んでいるリビングのテーブルで、妻が隣に座っているソファで、子供を寝かしつけた後の寝室で。MacBook Airがあれば、そこが僕の書斎になります。以前の重たいWindowsノートPCでは考えられなかったことです。
- カフェが僕の集中スペースに: 育休中も、週に一度はカフェで作業する時間を確保しています。MacBook Airは、そのコンパクトさから、カフェの小さなテーブルでも場所を取りません。周囲の喧騒から自分を切り離し、集中するスイッチをONにするための大切な場所です。
この軽さは、僕にとって単なる物理的な重さの軽減ではありませんでした。それは、「この場所でしか作業できない」という固定観念からの解放であり、ライフスタイルに柔軟に合わせられる「自由の象徴」でした。


2. 静かさがくれた「心の余白」
MacBook Airのもう一つの大きな魅力は、ファンレス設計による「静かさ」です。
子供が寝静まった深夜、わずかな時間を見つけて作業をする際、パソコンのファンの音が聞こえると、どうしても「時間がない」という焦りを感じていました。
しかし、MacBook Airは無音です。
- 深夜の作業: 子供を寝かしつけた後、隣で寝息を立てる子供を気にすることなく、静かに作業ができます。ファンの音がないため、集中力も途切れにくく、効率的に時間を使えます。
- 思考がクリアになる: 静音性は、僕の思考にも良い影響を与えてくれました。以前の職場で激務に追われていた頃、常に頭の中が騒がしく、自分の思考がクリアになる瞬間がありませんでした。MacBook Airの無音環境は、僕に思考を整理し、自分と向き合うための「心の余白」を与えてくれたのです。
この「静かさ」は、僕が適応障害から回復し、自分の人生を改めて見つめ直す上でも、大きな役割を果たしてくれました。
3. 僕の人生の”ギア”を変えたツール
僕は高校を中退し、遠回りをしてきました。そして、一度は心身を壊しましたが、資格取得と資産形成によって、自分の人生のハンドルを握り直すことができました。
そんな僕が、MacBook Airを選ぶ理由は、高性能を追い求めることよりも、「自分の人生に寄り添ってくれるか」という点を重視しているからです。
MacBook Airは、僕にとって単なる作業ツールではありません。
それは、育児や家事に追われる日々の中で、僕が「自分の人生のハンドルを握り続けるための、大切な”ギア”」なのです。
このブログのタイトル「ドロップアウト・ギア」には、そんな思いが込められています。ドロップアウト(寄り道)した僕が、自分の人生を動かすためのギア(道具)として、このMacBook Airを使い続けていきたいと思っています。
まとめ:最高のツールは、最高のスペックとは限らない
最高のツールとは、必ずしも最高のスペックを持っているものとは限りません。
僕にとっての最高のツールは、MacBook Airです。軽さと静かさという特徴が、僕のライフスタイルに寄り添い、僕に「心の余白」と「自由」を与えてくれました。
これからも、このMacBook Airという相棒とともに、家族との時間を大切にしながら、自分の人生の「ギア」を動かし続けていきたいと思います。


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