【モノ】M4 MacBook Airがやってきた──リビングに拠点を持つということ

モノ

ピンポーン。午前10時過ぎ、ヤマト運輸のチャイムが軽やかに鳴りました。

「MacBookです」と書かれた小さな段ボールを受け取った瞬間、僕の心拍数は普段よりも少し上がったのを自覚しました。まるで、長年追い求めてきた目標に一歩近づいた時のような、静かな高揚感が胸に広がります。開封の儀。Apple製品の箱というのは、ただの梱包材ではありません。あのスルスルと滑らかに開く感覚は、もはや一つの儀式。そこに手を添えるだけで、何も言わずとも“高級感”が演出されてくるのが、Appleの巧妙さであり、ずるいところです。

そして、ついにその姿を現したのが、僕の新しい相棒、M4 MacBook Air。ミッドナイトの13インチモデルです。その薄さ、軽さ、そして電源を入れる前から漂う静謐な気配。これほどまでに「完璧」という言葉が似合うデバイスが他にあるでしょうか。それは、僕がこれまで追い求めてきたミニマムで快適な生活に、完璧に合致する存在でした。

なぜ今、M4 MacBook Airなのか?:育児が変えた「働く場所」と「心の居場所」の探求

これまでの僕のメインの作業環境は、M1 Mac miniでした。リビングの奥にある、僕だけの“自室”に据え置きで設置されたその環境は、パフォーマンス面では何一つ不満がなく、非常に快適な作業空間を提供してくれていました。

しかし、息子が生まれ、育児休暇を取得したことで、この「自室にこもる」という選択肢が、事実上ほぼ不可能になってしまったのです。育児は予測不能な時間の連続であり、常に子どものすぐそばにいることが求められます。例えば、授乳後に子どもを寝かしつけ、ようやく静かなリビングで一息つける、そんな貴重な時間があったとします。そこで僕が一人だけ自室にこもってしまうと、どうしても「ここにいない感」が出てしまい、妻への漠然とした遠慮や、大切な育児の時間から離れていることへの、親として自然と感じる罪悪感が生まれてしまうのです。頭では「完璧な子育ては必要ない」と理解しつつも、心はどうしても家族とのつながりを求めてしまう、人間らしい感情の表れでした。

そこで、僕の思考は「場所を選ばずに作業ができるデバイス」へと向かいました。その最終的な選択肢が、MacBookだったのです。中でも、最新のM4チップ搭載モデルを選んだのには明確な理由があります。ファンレス設計ゆえの静音性。長時間の作業でもパフォーマンスが落ちにくい発熱制御。そして、何よりも育児の合間の短い時間でサッと開いて作業し、中断したらすぐに閉じられる、圧倒的なバッテリー持続時間です。これは、まさに「育休パパ仕様」として、これ以上ない完璧な選択だったと確信しています(たぶん)。この決断は、僕がリビングでの新しいワークスタイルへと舵を切る上での、決定的な一歩となりました。

【モノ】“黄色いグラフ”に惑わされない──最小構成のMac miniで快適に暮らす話
M1 Mac mini(最小構成・8GB)を使い続けて数年。メモリプレッシャーが黄色になっても、実際の使用感は問題なし。「スペックより体感」「グラフより快適さ」という視点から、Macとの向き合い方を語ります。
【モノ】コンフォート原則──毎日使うモノに金をかけろ、話はそれからだ
迷ったら「快適」を選ぶ──そんなシンプルな原則で人生の選択が劇的に変わる体験談を、ユーモアを交えて紹介。
Apple 2024 MacBook Air M3チップ搭載15インチノートブック: 15.3インチLiquid Retina ディスプレイ, 8GB ユニファイドメモリ, 512GB SSD ストレージ, バッ クライトキーボード, 1080p FaceTime HD カメラ, Touch ID。iPhone や iPad との連係機能, 日本語キーボード, ミッドナイト
M3 チップにより、15 インチ MacBook Air が一段と優れた性能を持ちました。超ポータブルなボディなのに、最 大 18 時間使えるバッテリーを内蔵 1。仕事も遊びも、好きな場所で好きなように楽しめます。

リビング、それは戦場から“拠点”へ:静かなるワークスタイル革命

育児中のリビングは、正直なところ「戦場」と呼ぶのが最も適切でしょう。

「ミルク瓶のキャップ、どこ行った?」 「昨日使ったリモコンが見当たらない!」

そして、片手で子どもを抱っこしながらの生活なので、スマホやタブレットの操作ですら全部片手縛り。そんな混沌とした環境では、これまでのように「集中して腰を据えて作業する」ことなど、夢のまた夢でした。

しかし、そんな「戦場」と化していたリビングにM4 MacBook Airを置いてみたら──不思議と、そこが僕だけの“拠点”、あるいは“秘密基地”になった気がしたのです。その薄さゆえに場所を取らず、どこにでもスッと置ける可搬性。ファンレス構造なので動作音は極めて静かで、カチャカチャというトラックパッドを操作する音すら上品に感じるほど。しかも、電源ケーブルを接続せずとも即座に起動し、スリープからの復帰も一瞬です。子どもが寝たわずか10分間の隙間時間でも、サッと開いてメモをとったり、ブログのアイデアをまとめたりできる。このスピード感と手軽さは、僕が長年求めてきた「時間」という最も貴重な資産を有効活用するための、まさに理想的なツールでした。

これは、リビングという「戦場」を、僕のクリエイティブな活動や自己成長を支える「拠点」へと変える、まさに静かなるワークスタイル革命でした。

これは「投資」。未来の自分と「思考を止めない」ための装置:ライフステージに合わせた最適解

育児中に、決して安くはないMacBookを購入するなんて、「ただの浪費だ」と人には言われるかもしれません。しかし、僕にとって、これは単なる消費ではありません。これは、未来の自分への、そして現在の自分自身の「思考を止めないための装置」としての「投資」だと考えています。

僕のこれまでのキャリアは、高校中退から始まり、大学で勉強に目覚め、通信系大企業での激務とパワハラ、そして適応障害を経て、地方の製造系大企業への転職に至りました。その中で、僕は常に自分にとっての幸福や豊かさとは何かを問い続け、お金は単なる数字ではなく、心の安心感をもたらす「心の盾」であるという結論に至っています。

このMacBook Airは、仕事のアイデア出しでも、ブログの創作活動でも、読書で得た学びをまとめる時でも、あるいはただ漠然と思考を巡らせる時でも、僕の思考を途切れさせないための強力なツールとなります。家の中のどこにいても、あるいは慣れ親しんだカフェでのルーティンでも、場所を選ばずに“書ける”という可能性が、なんだか今の自分を、そして僕が日々感じている幸福度を保ってくれる気がしています。

「書斎にこもれぬ父、リビングにMacBookを求める」── これは、育児という現実を真正面から受け入れつつも、自身のクリエイティブな活動や自己成長を諦めない、僕なりの「静かな反抗」であり、ライフステージの変化に合わせた「ささやかな前進」でもあります。このデバイスを通じて、僕はこれからも「焦らず、心配せず動き続ける」ことを実践し、健康が最も大切な資産であるという信条を守りながら、僕自身のサイドFIREへの道を着実に歩んでいきたいと考えています。

ありがとう、M4 MacBook Air。ようこそ、僕の新しい生活へ。そして、これからの僕の人生の旅路において、この新しい相棒がどのようなプラスの影響をもたらしてくれるのか、今から楽しみでなりません。

【資産形成】「資産」は心の最強の盾!消耗しない働き方と「静かな味方」の育て方
資産は心の盾。地方大企業で働く僕が、資産によって得た“精神的余裕”と自由の話をユーモアを交えて語ります。
【資産形成】10年後のサイドFIREまでのロードマップ
資産4,000万円に到達した僕が描く、10年後のサイドFIRE実現に向けた現実的なプラン。生活費の見積もり、収入戦略、家族との暮らしのあり方を等身大で語ります。
Apple 2024 MacBook Air M3チップ搭載15インチノートブック: 15.3インチLiquid Retina ディスプレイ, 8GB ユニファイドメモリ, 512GB SSD ストレージ, バッ クライトキーボード, 1080p FaceTime HD カメラ, Touch ID。iPhone や iPad との連係機能, 日本語キーボード, ミッドナイト
M3 チップにより、15 インチ MacBook Air が一段と優れた性能を持ちました。超ポータブルなボディなのに、最 大 18 時間使えるバッテリーを内蔵 1。仕事も遊びも、好きな場所で好きなように楽しめます。

コメント

タイトルとURLをコピーしました