都会での暮らしは、刺激的だった。
人も情報も多くて、仕事はスピード命。
気づけば、心の中まで「満員電車状態」になっていた。
そんな僕が地方に引っ越して1年。
今では毎朝、自然の匂いで目が覚め、
帰り道は バイクでちょっと寄り道して、気づけば軽くツーリング。
…あれ、これってけっこう幸せなんじゃ?
通勤時間ゼロの衝撃
都会では、片道1時間かけてギュウギュウの通勤電車。
毎朝が「小さなサバイバルゲーム」だった。
でも今は、通勤バイクで 片道10分。信号も3つくらい。
信号待ちで深呼吸できるし、空はちゃんと広い。
通勤って、こんなに穏やかなものだったっけ?と毎朝思う。

暮らしのコストが、心のコストも下げてくれた
地方に来てまず驚いたのは、家賃と物価の安さ。
大阪時代の半分の家賃で、2倍くらいの広さの部屋に住んでる。
おかげで生活に余裕ができて、
「いつ家賃の引き落としだっけ…」みたいな
月末のプチパニックから解放された。
寄り道が、ちょっとした冒険になる。
そして、僕のいちばんのお気に入りはこれ。
「バイク通勤の帰り道が、プチツーリングになる」
仕事が終わって、ちょっと遠回りして山道を走ったり、
知らない川沿いを走ってみたり、
なんなら「道の駅でソフトクリーム」までが1セット。
都会での「寄り道」はコンビニか居酒屋だったけど、
今は 自然と風景と、気まぐれな探検が待ってる。
これ、なかなか贅沢な気分ですよ。
便利さは減った。でも、無駄も減った。
確かに、24時間スーパーはないし、
映画館も車で40分。でもそのおかげで、
- ネットで計画的に買い物するようになった
- 無駄な外食が減った
- 「出かける価値」がある場所にちゃんと行くようになった
つまり、生活がちょっと“丁寧”になった。
地方に来てよかったな、と思う瞬間
- 朝、鳥の声で目が覚めるとき
- バイクで風を感じながら会社に向かうとき
- 休みの日に、川沿いで本を読む時間
- 「自分の時間」がちゃんとあると実感できたとき
都会では、「時間があっても心がなかった」けど、
今は「時間と心、両方ある」感覚がある。
もちろん課題もあるけど…
もちろん、キャリアの選択肢は少ないし、
エンタメの選択肢も少ない。
でも、だからこそ「自分が何を優先したいのか」がクリアになった。
- ステータス?
- 年収?
- 心の余白?
- 生き方そのもの?
おわりに:都市も地方も、それぞれの正解がある。
都会にいたからこそ、今の生活の価値がわかる。
どっちが良い・悪いじゃなくて、どっちが“今の自分に合うか”。
僕は、地方に来て「暮らす」ことの意味がちょっとだけわかった。
あとは、たまに都会に遊びに行って「うわ〜人多っ!」って言えば、完璧だ。

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