【キャリア】がむしゃらに働いてた頃より、“こなしてる今”のほうが安定している

キャリア

若い頃は、がむしゃらだった。
朝から晩まで働いて、仕事も責任も抱えられるだけ抱えていた。

「全部引き受けて、やりきってみせる」
そうやって頑張ることで、自分の存在意義を確認していた気がする。

でも今は、そんな働き方をしていない。
むしろ、「どう力を抜くか」に頭を使っている。


全力で駆け抜けた時期は、誇れる。でもしんどかった

あの頃は、刺激もあったし、達成感もあった。
でも、同時にギリギリだった。

  • 仕事に振り回されて、生活は後回し
  • 毎週のように体調を崩す
  • 休みの日も“仕事モード”が抜けない

今思えば、“やりきったというより、無理やりこなしてた” というのが近い。

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今は、“抑えて働く”という技術を身につけた

今の働き方は、派手じゃない。
「成果出してます!」って顔はしてないし、目立たない。

でも、やるべきことはこなしてるし、むしろ周囲からの信頼は増えたように思う。

  • 無駄に背負わない
  • 感情に振り回されない
  • どこかで“冷静な自分”を保てている

“戦ってる感”はないけど、ちゃんと回ってる。


がんばらないことを“悪”としないようになった

昔は、「頑張ってない=怠けてる」だと思ってた。
でも今は、「頑張らない=省エネで賢い」に変わってきた。

  • 長く続けるには、燃え尽きないことが大前提
  • “がんばりどころ”と“抜きどころ”のバランスが大事
  • 毎日を“適温”で過ごす方が、体にも心にもやさしい

“誰のために”じゃなく、“自分の納得のため”に働くようになった

あの頃のがむしゃらさは、
「誰かに認められたい」「昇進したい」「役に立ちたい」がベースにあった。

今は違う。

自分が納得できるように、心を崩さず働く
それだけで十分だと思えるようになった。


おわりに:静かに働くことも、ちゃんと前に進む方法

周りから見たら、“本気じゃない”ように見えるかもしれない。
でも、本気を出しすぎて壊れるくらいなら、ほどほどで続けたほうがずっと価値がある。

がむしゃらな時期があったからこそ、
今の「静かな労働」のありがたさがわかる。

派手じゃない。でも、崩れない。
それが、僕にとっての“ちゃんと働く”になった。

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