「お金の使い方には、その人の哲学が出る」
こんな言葉を聞いたことがある。僕の人生そのものが、まさに「お金の使い方改革」の産物だ。高校を中退し、通信系大企業でのパワハラ、適応障害でのドロップアウト…と、まるでジェットコースターのような人生を送ってきた。しかし今、地方の製造系大企業で、まあまあ落ち着いて生きている。
その裏には、「何にお金を使い、何を捨てるか」という明確な基準が存在する。
この記事では、僕が実践する「拾うモノ(お金をかけるもの)」と「捨てるモノ(お金をかけないもの)」の具体的な基準を公開する。この消費哲学が、いかにして僕の人生を安定させ、豊かなものに変えてきたかを解説しよう。
1. 拾うモノ(お金をかけるもの):未来を育み、心を整える投資
僕がお金を惜しまず使うのは、主に以下の領域だ。これらは単なる消費ではなく、未来の自分への投資だと考えている。
人的資本向上には惜しみなく使う
スキルアップや資格取得など、「自分の将来を回すためのギア」には出し惜しみしない。
- ネットワークスキルを高めるため、業務用ルーターを思い切って購入する。
- 英語を学ぶため、短期留学へ飛び込む。
- 書籍、オンライン講座、スタディングといった学習ツールにも、もれなく登録済みだ。
これは、「お金で自分を育てる行為」だと信じている。自分自身の価値を高めることが、最も確実な投資だと知っているからだ。
健康維持も、もはや投資案件
身体は資本。いや、資本どころか人生のOSそのものだ。ここを疎かにすれば、全てが滞る。
- 定期的なジム通いは欠かさない。
- 飲料水は宅配サービスを利用し、良質な水を確保する。
- プロテインは定期便で届くようにしている。
風邪を引いて仕事のパフォーマンスを落としている場合ではない。人生の処理速度を最高の状態で保つための、必要不可欠な投資である。


家族のご機嫌は、自分の集中力に直結する(真顔)
家族円満は、僕個人のパフォーマンスに直接影響する。心が穏やかでなければ、仕事にもブログにも集中できない。
- 誕生日や記念日、ちょっとしたサプライズは常に意識する。
- 妻が欲しがっていた物は、ちゃっかり準備しておく。
「妻の笑顔」は、僕の自由時間確保に直結する。 まさにWin-Win設計で生きていると言える。
ご褒美ガジェットは資格合格の「通貨」
努力に対して適切な報酬がなければ、人生というRPGは途中でモチベーションが尽きてしまう。
- スニーカーはNew Balanceで統一し、気分を上げる。
- 高性能なガジェットは、資格合格という「通貨」で合法的に購入できる。
- 革小物(Whitehouse Coxで固める)は、日々のモチベーションを支える存在だ。
これらは単なる自己満足ではない。実用性も高く、使うたびに気分が上がる「装備品」であり、次の努力への原動力となる。
趣味のバイクはリフレッシュ用ギア
家族にはこう伝えてある。「これは自己投資だ。心が整ってこそ、仕事で戦えるのだ」と。
バイクの納車は、僕にとって「心の全快アイテム」だ。人生のHP回復装備として、欠かせないものになっている。
2. 捨てるモノ(お金をかけないもの):ノイズを排除し、本質に集中する
僕がお金を徹底的にかけないのは、以下の領域だ。これらを捨てることで、本当に必要なものへの投資が可能になる。
見栄、他人との比較はコストが高すぎる
他人との比較や見栄のために散財することは、最も無駄な支出だと考える。
- 車は軽自動車で十分快適だ。
- 住まいも社宅を利用しており、経済合理性は100点だ。
僕は「見た目の豊かさ」よりも、「中身の安定」を選択している。他人の評価ではなく、自分自身の満足度を重視する。
無駄な人付き合いには投資しない
仕事後の飲み会には、ここ数年ほとんど参加していない。
会話の内容が「部長がさ〜」「残業が〜」といった愚痴ばかりでは、僕の人生の生産性はゼロだからだ。ただし、麻雀は別だ。あれはリフレッシュであり、知的スポーツでもあるので、このルールには含まれない。
「欲しい」と思っても、まず“価値”を問う
街は誘惑に満ちている。しかし僕は、何か「欲しい」と思ったときに、まずこう自問自答する。
「これは、僕の人生にどう効く?」
この問いに対し、明確な答えが出ないなら、即座にスルーする。「必要ないものを買わない」勇気こそが、最も強力な支出管理術だと知っている。
まとめ:拾うモノを決めると、捨てる判断も冴えてくる
お金は有限だが、選択肢は無限に存在する。
だからこそ、「自分の基準」を持つことが、経済的な安定への第一歩だと確信する。
僕にとっての「拾うモノ」は、将来を作り、心を整え、人生を豊かに楽しませてくれるものだ。一方、「捨てるモノ」は、外に向けた体裁、無意味な付き合い、衝動的な欲である。
この明確な方針があるからこそ、僕の人生は今日もちゃんと駆動している。静かに、しかし確実に。

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