最初はただ、不安だった。
「このまま会社に依存してて大丈夫なのか」
「老後、年金だけで生きられる気がしない」
「FIREって響き、ちょっとかっこいい」
そんな理由で始めた資産形成。
でも続けてみて思った。
あれ、これってお金が貯まるだけじゃないな?
むしろ、お金以上に“人生が整ってきた感” の方がデカいのでは?
というわけで今回は、
資産形成の“副作用”として整ったものたちについて語ります。
副作用①:メンタルの安定感が増した
資産形成を始めて一番変わったのは、精神面のバグ修正が進んだこと。
昔は、
- 嫌な上司に言われたひと言で1日落ち込む
- 「ボーナス減るかも」という噂で胃が痛くなる
- 会社を辞めたくても、踏み出す勇気がない
そんなメンタル・バランス・ボールのような日々でした。
でも今は、
「まあ、いざとなったら1〜2年は余裕で生活できるな」
という、“生活防衛本能”に基づく落ち着きがある。
これはデカい。
別に資産が1億あるわけでもない。
でも「ゼロじゃない」だけで、安心感が違う。
会社への態度も変わる。
- 会議で無理に発言しない
- 無茶振りされても“給料ぶんはやる”スタンス
- 評価されなくても、自分の軸がブレない
資産がある=選択肢がある、ということ。
それがメンタルの余白につながっている。

副作用②:暮らしがシンプルになった
資産を増やすには、支出を整えるのが王道。
ということで節約を始めたわけですが…
気づいたらモノの少ない暮らしにハマっていた。
- 洋服は「もう1軍だけでいいか」となり
- 家電は「壊れたら買う」で十分と思い
- 趣味も「お金より時間と気分が大事」と気づく
結果、部屋がスッキリ。思考もスッキリ。
モノを買う前に、「これは資産形成に貢献するか?」と自問するクセがついた。
買い物の“選手層”が厳選されていく。
でもその分、1つ1つのモノに愛着が湧く。
しかも、支出が減ると「お金が増える」以上に、
“整ってる感”が生活の質を上げてくれる。
資産形成って、実は自分の暮らしの棚卸しでもある。
副作用③:働き方・時間の使い方が変わった
資産が増えてくると、妙に冷静になる。
- 年収が少し増えても「課税対象か…」と脳内で逆算
- 昇進の打診に「残業とプレッシャーの未来」がよぎる
- 「働き続けないと詰む」という焦りがなくなる
これ、いい意味で会社に執着しなくなる効果がある。
自分の時間の価値を見直すようになる。
- 週末は“回復”ではなく“充実”のために使う
- 勉強やブログを書く時間が“自己投資”と感じられる
- 「無駄な飲み会」と「無意味な研修」はスルーできる
以前は「時間=お金を稼ぐための手段」だった。
今は「時間=“自分で使える資産”」という感覚。
資産形成は、時間の再分配にも効く。
お金を貯めるつもりが、“自分”が整ってきた
資産形成って、最初は数字の話。
- 今月の貯蓄率
- 投資額と利回り
- ポートフォリオのバランス
でも続けるうちに、数字の向こう側にある自分と向き合う行為になっていく。
- なんでこれを買った?
- 何に価値を感じてる?
- どう生きたいと思ってる?
資産形成って、ある意味「人生設計」なのだ。
結論:お金は、人生の“整えツール”だった
最初は「お金が増えたら嬉しいな〜」だったけど、
今ではこう思ってる。
資産があると、心が安定する。
暮らしが整う。
時間が取り戻せる。
それはつまり、
お金を貯めることで“自分を取り戻していく”作業なのかもしれない。
というわけで今日も、SP500とオルカンに数万円を投げ入れて、
「この暮らし、悪くないな」と思いながらコーヒーを飲んでます。

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