僕はこれまで、金融資産の話や人的資産への投資についていろいろ語ってきた。
- 積立投資の恩恵で得た精神的余裕
- 資格取得によって得た「会社内の居場所」
- ドロップアウト経験からの復活劇
でも今日は少し視点を変えて、「なぜ自分は本気になれたのか」 を考えてみたい。
金融資産は「ほったらかし」で育つけど…
投資については、基本的に“設定したら忘れる”スタイルを貫いている。
- 毎月自動積立
- ボーナス時はまとめて入金
- それ以外は放置(たまにアプリ開く)
これができるのは、戦略を一度決めたらあとは何もしなくていいという性質のおかげ。
でも、人的資産はそうはいかない。
人的資産は「ほったらかし」では腐る
- 何か勉強しなきゃな〜
- 誰かが教えてくれないかな〜
- 上司が育ててくれたらな〜
待っていても、誰も来ない。
人的資産の成長には、能動性と努力と若干の無茶が必要だ。
そして、それを動かすエンジンが「自己責任」だったりする。

自由とは何か 「自己責任論」から「理由なき殺人」まで (講談社現代新書)
「自由に倦んだ」時代に問う、渾身の論考! 自己責任や援助交際、殺人を巡る議論など、自由にまつわる問題に様々な角度から切り込み、現代社会・思想が陥っている「自由のジレンマ」を乗り越える方法を探る。(講談社現代新書)

自由と自己の哲学 運と非合理性の観点から
長く,哲学者・神学者を悩ませてきた決定論から自由を擁護し,さらに進んで非決定論に向き合い,運と非合理性にさらされる人間の実存を考察する.とるべきではない選択肢を前に,ときにそう振る舞ってしまう人間の自由がもつ価値とは何か.その自由は私たちの...
僕の「めっちゃ頑張れた」時期
振り返ってみると、僕にも人生で火がついた瞬間が何度かある。
大学時代:高校中退のコンプレックス燃焼期
- 高校中退から大学を目指す。周りは受験を潜り抜けてきた猛者達
- 「お前にできるわけがない」的な空気
- でも、自分を変えるしかなかった
- 結果:上位成績者として表彰される(どや!)
入社直後:パワハラ上司に潰されかけ期
- 初配属でメンタルを削られる
- 「ここにいても消えるだけ」と悟る
- → 資格取得に全振り開始
- 気づけば「資格の人」として社内認知される。居場所確保
「矢印を自分に向ける」=最強の習慣
僕はきっと、運が良かったのだ。
ドロップアウトの経験を通して、「人を変えるのは無理」と早めに悟った。
それよりも、自分を変える方がまだ現実的。
そのほうが、早いし、確実だし、なんか燃える。
会社の派閥?政治?どうでもいい
- 上司の愚痴
- 社内の派閥争い
- 政治批判と社会制度の不満
こういう話、職場でよく聞く。
僕も「うんうん」と話を合わせる。
でも、心の中ではこう思ってる。
「それ、自分の人生にどれくらいの影響ある?」
自分のエネルギーを“矢印の向き”に注ぐ
僕の中ではルールがある。
- 変えられないものに、文句を言わない
- 変えられるものに、全力を注ぐ
その結果、日々の使い方が変わる。
- 愚痴:しない
- ニュース:流し読み
- SNS:通知オフ
- 自分の目標:明文化してスケジュールに落とす
まとめ:「自己責任=自分のスイッチ」
自己責任という言葉は、ときに冷たく響く。
でも、僕にとってはむしろエンジンをかける言葉だ。
- 他人のせいにしない
- 自分に矢印を向ける
- 成果も失敗も自分ごとにする
そうやって僕は、いくつかの谷を越えてきた。
自己責任だから、僕は本気になれた。
そしてその習慣は、今も人生をじわじわ前に進めてくれる。

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