昔から、わりと本は読むほうだった。
自己啓発、働き方、お金、暮らし――どれも面白くて、「なるほどなあ」とうなずく。
でも、ふと気づいた。
「読んだはずなのに、何も変わってない」
知識だけが積み上がって、行動に移せないまま月日が流れていた。
そんな自分が変わったのは、「読む→やる→書く」のサイクルができてからだと思っている。
本を読むだけでは、身につかなかった
読んだ瞬間は「いいこと知った」と思う。
でも数日たつと、記憶はあいまいになり、生活は何も変わっていない。
本に書いてあるのは「答え」じゃなくて、
たいていは “自分なりに試してみるためのヒント”なんだと、後から気づいた。

現実で実行してみると、初めて意味が出てくる
ある本に「支出は自分の価値観の写し鏡」って書いてあった。
それを読んでから、コンビニで何かを買う前に、
「これ、自分の価値観に合ってるか?」 と一瞬考えるようになった。
散歩をすすめる本を読めば、翌朝ちょっと早起きして歩いてみる。
片づけの本を読んだら、デスクの上をひとつだけ整えてみる。
小さくても行動すると、本の内容が「自分の中に降りてくる」感覚がある。
ブログは、自分のための“振り返り”ツール
行動してみたことを、あとでブログに書いておく。
それだけで、情報が一段深く染み込む。
- 何がよかったか
- うまくいかなかったか
- 自分にはどう合っていたか
文字にすることで、「自分の答え」に変わる。
ブログは人に読んでもらえる場だけど、
僕にとってはまず自分の記録と確認の場だ。
「読む→やる→書く」がつながると、情報が“使える知恵”になる
どれかひとつだけでは、たぶん足りない。
- 読むだけだと、満足して終わる
- やるだけだと、反省が残らない
- 書くだけだと、空回りする
この3つがつながることで、「なんとなく知ってる」から「自分のものにできた」へ変わっていく。
おわりに:人生を整えるのは、大きな一歩じゃなく“ゆるく回るループ”かもしれない
僕は今も、迷うこともあるし、落ち込むこともある。
でも、「読む→やる→書く」のループをまわしていると、
大きくはブレずに進めている気がする。
本でヒントをもらって、現実で少し動いて、
ブログで考えを整理して、また次に向かう。
この小さなサイクルが、自分を少しずつ整えてくれている。
それに気づいてから、インプットも行動も、もっと楽しくなった。

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