「貧すれば鈍する」って、聞いたことはあっても、
いまいちピンとこない……そんな時期が僕にもありました。
でも、思い出すんです。
財布の中が千円を切って、残り3日を耐えねばならなかったあの日。
脳が明らかに“節約モード”になってた。
しかも、だいたいその節約判断が鈍ってた。
金がないと、思考がネガティブ方向に偏る
- スーパーで30円安い豆腐のために自転車で片道20分
- 飲み会の誘いに「今月キツくて…」と断るが、心は寂しい
- セールで500円安いからと、必要ないものを買ってしまう
つまり、金がないと“正しい判断”より“目先の安さ”に釣られがち。
「頭を使ってるようで、実は脳が圧迫されてる」感じ。
これが、貧すれば鈍する、の片鱗かもしれない。
金がないと、視野が狭くなる
- 投資? いや、その前に今月の光熱費が心配
- 自己投資? それよりまずスマホ代がヤバい
- キャリア? 転職? そんな大きいこと考える余裕ないです…
金がないと、“今日のこと”だけで脳内メモリがいっぱいになる。
未来のことを考えるスペースが、どんどん減っていく。
金があると、人は寛容になる(気がする)
- タクシー代を気にせず「まあ今日はいいか」と言える
- 予定が狂っても「まあ、なんとかなるっしょ」と思える
- 謎の高額出費に遭遇しても「ブログのネタになるな」と思える(←病気)
お金がある=すべて解決、ではない。
でも、お金がある=“落ち着いて考える”余白が生まれる、というのは確か。

本気でFIREをめざす人のための資産形成入門 30歳でセミリタイアした私の高配当・増配株投資法
人気ブログ「三菱サラリーマンが株式投資でセミリタイア目指してみた」の著者が、実践した資産形成の手法と背景にある投資哲学を徹底的に解説しつつ、再現性が高く真似しやすい手法と投資戦略をまとめた完全書き下ろし本です。 入社当日に「30歳でアーリー...
「余裕」は額面より“仕組み”でつくるもの
重要なのは「持ってる金額」より「削れるストレス」。
たとえば──
- 家賃が安い(社宅最強)
- 固定費が整ってる(ドコモ経済圏)
- クレカで勝手にポイント貯まる(気づけば肉が買える)
これらの仕組みがあるだけで、“今日の不安”がひとつ減る。
そして思考のキレが、1段戻ってくる。
おわりに──脳のキレは、心の余白で保たれる
貧すれば鈍する。
それはきっと、金の問題じゃなく、“余白の問題” なんだと思う。
生活も、思考も、ギリギリじゃ鈍って当然。
余裕があるから、クリエイティブになれるし、未来も描ける。
だから今日も、財布には少し余裕を。
そして頭には、もう少し静けさと柔らかさを。

本気でFIREをめざす人のための資産形成入門 30歳でセミリタイアした私の高配当・増配株投資法
人気ブログ「三菱サラリーマンが株式投資でセミリタイア目指してみた」の著者が、実践した資産形成の手法と背景にある投資哲学を徹底的に解説しつつ、再現性が高く真似しやすい手法と投資戦略をまとめた完全書き下ろし本です。 入社当日に「30歳でアーリー...
コメント