【キャリア】「会社員だけど、いつでも辞めていい」— そう思えるから、あえて働いている

キャリア

「この仕事、もう無理かも…でも辞めたら生活どうしよう」
社会人あるある第1位。辞めたいのに辞められない。
実際、ランチ中の同僚との会話なんて、8割くらいこれじゃないですか?

かく言う僕も、かつては“会社に縛られた人間”でした。
高校中退から大学に入り、通信系の大企業に就職。
が、配属された先が、はい、“ザ・昭和”なパワハラ上司付き部屋


辞めたかった。でも辞められなかった

「辞めたい」と思っても、実際には辞められない。
給料、家族、世間体、貯金残高…。
つまり“リアル”が辞表を引き止めてくるんです。

しかも、自分のスキルは社内専用。
「転職?…え、俺、何ができるんだっけ?」
みたいな自己認識の崩壊。

「会社辞めたい」ループから抜け出そう! 転職後も武器になる思考法
私は今まで、たくさん見てきました。転職しても、転職前と同じ悩みを持ち続ける人、つまり、転職しても何も変わらない人を。転職して、環境が変わっても、しばらくすると「上司と合わないな……もっとやりがいのある仕事ないかな……」と思い始めモヤモヤする...
「死ぬくらいなら会社辞めれば」ができない理由(ワケ)
Yahoo!ニュース、アゴラ、グノシー、スマートニュース、ダ・ヴィンチニュース、ほんのひきだしFM FUJI「GOOD DAY」にて紹介され話題沸騰!仕事に追われるすべての人へ。その仕事、自分の命より大切ですか?●これ、まんま私のことだ。●...

限界突破して、装備(ギア)を整えることにした

そんなある日、ふと思ったんです。

「いま辞められないのが一番ヤバい」

辞める辞めないの話じゃなく、
「辞める力がない状態で働いてる」ことが、人生の緊急事態。

そこから僕の“装備(ギア)集め”が始まりました。


ギア① 資格を取る

まずはスキル。何はなくとも武器がなければ戦えない
社内の評価とかじゃなく、「外でも通用する肩書き」を取ることに注力しました。

勉強?めちゃくちゃしました。
パブロフも泣くレベルで問題集を解き、
資格取得の実績がようやく“脱出口”の鍵になりました。


ギア② お金を貯める

次はお金。心の逃げ道は、通帳残高にある。
僕は寮暮らしで生活費を極限まで削り、浮いたお金はすべて積立投資へ。

「あと2年くらいは働かなくても生活できる」
そう思えるだけで、心のHPバーが満タン近くに回復するんですよ。


そして今。僕は“あえて会社員”をやっている

結局、僕は会社を辞めていません。
でもそれは、諦めじゃない。依存でもない。

「いつでも辞められるけど、あえて今は会社員を選んでいる」

この“選べる”という状態が、僕にとっての安心感そのものなんです。

会議で理不尽なこと言われても、
「そうかそうか、ならば転職じゃ」ボタンがあると思えば、冷静でいられる。

このまま今の会社にいていいのか?と一度でも思ったら読む 転職の思考法
一生食えて、心から納得のいく仕事が見つかる、転職論の決定版。あらゆる不安やモヤモヤが、ストーリー形式で一挙に解決! ◆本書で解決する「悩み」・会社を辞めるべきタイミングがわからない・「年収は下がるけど、魅力的な会社」への転職はありか・自分の...
私にも転職って、できますか? 〜はじめての転職活動のときに知りたかった本音の話〜
転職の度にキャリアアップを重ね、30代前半で「外資系大手IT企業の部長」になった筆者が教える、「勝てる転職」の必読書! 転職を考えてはいるけれど、具体的に何をすればいいのか分からない方、転職活動の「基本」について、短時間で分かりやすく学びた...

歯車でも、油さして回してやればいい

僕はいま、会社という巨大な装置の中で、たしかに歯車として働いています。
でも、それを**“ただ回されるだけの人生”にはしていない**。

資格というギア。資産というオイル。
自分の意志で、回し方をチューニングしながら進んでいます。


まとめ:備えることで、「働く」が選択肢になる

会社に文句を言いながら働くのではなく、
「辞めてもいい。でも今はやる」と決めて働く。
それだけで、会社員という立場はまったく違って見える。

歯車であることに誇りは持たなくてもいい。
でも、回り方を選べるようになるためのギアは、持っていて損はない。

あなたの人生も、いつでも辞めていい働き方へ。

ゆるく、でもしっかり準備していきませんか?

転職の前に知っておきたい 正しい辞め方 今さら聞けない 転職・退職の超基本
転職や退職による損失をなくし、その後もより満足できるキャリアを歩めるように「キャリアとは何か? キャリアプランの作り方」など、根本的なテーマから、退職・転職の基本的な心構えとハウツー、年金制度や社会保障までを紹介する。

コメント

タイトルとURLをコピーしました