これまで僕は、AWSやLPIC、CISSP、TOEICなど、
大小20種類以上の資格試験を受けてきた。
今日はその中で自分なりに確立してきた**「勉強法の型」**を紹介しようと思う。
ただし、この記事で紹介する内容は、
「実務ガチ勢」や「完全理解至上主義」な人には合わないかもしれない。
なので「ふ〜ん、そんなやり方もあるんだ〜」程度で受け取ってもらえると嬉しい。
パターン①:出題傾向が読める試験 → パブロフ戦法
たとえばAWS認定試験やLPIC(Linux資格)。
これらの試験はありがたいことに、Web問題集が充実している。
過去問に近い形で、模擬問題が大量に出回っている。
そんな試験に対して僕が使うのは、
「パブロフの犬」作戦である。
ひたすら問題を解く。
間違えたら解説を読む。
すぐ理解できなくても気にしない。
また解く。
また間違える。
また解く。
そのうち「このパターンにはこの選択肢」って体が覚える。
こうして3周ほど繰り返すと、脳みそが条件反射で答えるようになる。
試験本番では「おっ、あの選択肢だな」って自然と指が動く。
まさにパブロフの犬スタイルである。


「でもそれって実務で使えないんじゃ…?」
はい、そう言われることもあります。
でもご安心を。
この反復作業を続けていくと、
だんだんとその技術領域の全体像や構造が見えてくる。
「EC2ってこういう使い方するんだ」とか、
「Linuxの権限管理ってこういう仕組みか」とか、
少しずつ血肉になっていく。
まずは試験に通るための勉強。
その副産物として、実務にも効いてくる。
結果オーライってことで。
パターン②:過去問非公開 or 記述式 → 整理とアウトプット
IPA試験、PMP、CISSP、CISAなど、
過去問が公開されていなかったり、記述式が含まれる試験には
ちょっと工夫が必要になる。
ここで出番なのが
**「情報整理戦法」**である。
- PMPの場合は、プロセスごとの「インプット」「ツールと技法」「アウトプット」をスプレッドシートで表にして整理
- CISSPの場合は、ドメインごとの技術領域をマインドマップで可視化して構造的に理解
- IPA試験は、午前問題はパブロフ方式、午後問題は過去問と解答例を見比べて「型」を把握してから自分の言葉でアウトプット練習
などをしてきた。 ポイントは、いきなり理解しようとしないこと。
まずはパターンを見つけて、自分なりにまとめていく。
それをベースに、パブロフを召喚して反復で叩き込む。
脳内スプレッドシートと脳内マインドマップの完成を目指す。


TOEICにも応用できる
僕はTOEIC800点台を獲得している。
(念のため言っておくと、ペラペラってわけではない。)
この試験にも上記のアプローチは使える。
- 英単語:1秒以内に意味が出てこなければ、それはまだ「覚えていない」扱い。
→ 単語アプリでとにかく回す。反射神経を鍛える。 - 公式問題集:時間を測って解く。
→ 「2時間の過ごし方」を体に染み込ませる。
TOEICは英語力よりも慣れとスピードが命。
本来の英語力+テクニックと時間配分の力で100点は底上げできる。
これは裏技ではなく、戦略である(たぶん)。


資格試験は「技術」よりも「習慣」と「攻略法」
ここまで紹介した内容は、
すべて僕が**「どうすれば合格できるか」**を軸に考えた戦術だ。
- 「100%理解してから進む」より、まずパターンに慣れる
- わからないところは後回しにして、繰り返す
- 自分なりに「まとめ」や「可視化」をすることで理解を深める
真面目な勉強法に見えないかもしれないけど、
僕にとってはこのやり方が最短で成果が出て、しかも続けられた方法だった。
最後にひとこと
勉強って、やっぱりちょっとしんどい。
でも、試験に受かったときの「俺やった感」はやっぱり最高。
そして、資格があれば会社でもちょっとだけ肩身が広くなる(気がする)。
だから今年もまた、どこかのテストセンターに僕は現れるだろう。
スプレッドシート片手に、
パブロフになりきって。
みんなも良かったら、一緒にどう?
コメント