「迷ったらGO」
「挑戦しない後悔のほうがデカい」
「変化を恐れるな」
…世の中には、そういう“前向きワード”があふれている。
もちろん、それが救いになる人もいる。
でも僕は最近こう思う。
「いや、“立ち止まる力”のほうが大事じゃない?」
あのとき、すぐ辞めてたら終わってた
僕は高校を中退した。
でもその直後、すぐに就職はしなかった。
夜の工場バイトをしながら、考えていた。
「なんか違う。でも、どうすればいいんだろう」って。
そのとき、すぐに“飛び出さず”に
踏みとどまった時間が、今の自分を作った気がする。
「センター利用で大学に行こう」と思えたのも、
その数ヶ月の“迷いと整理”があったからだ。
辞める自由があっても、「今はまだ」と思えたとき
会社でもそうだった。
- パワハラ
- サービス残業
- 心がすり減るプロジェクト
「もう辞めようかな」と思ったのは、1回や2回じゃない。
でも、辞めなかった。
いや、「辞める前にやるべきことがある」と思えた。
- 資格を取った
- スキルをつけた
- 自信を持てる材料を集めた
その上で転職したら、ちゃんと“次”があった。
「今すぐ辞める勇気」じゃなく、“タイミングを整える余裕” が僕を救った。
「踏みとどまる」って、かっこ悪く見えるけど実は強い
SNSでは、「辞めました!」「独立しました!」が華やかに見える。
でも、その手前の“ぐっと耐える時間”って、誰にも見えない。
そして、その見えない時間が、実は一番価値あると僕は思ってる。
- 焦って動いて後悔するより
- 踏みとどまって整える
そのほうが、ちゃんと“選ぶ側”になれる。

「踏みとどまる」ために、僕が準備したこと
✔ 資産をつくる
「いつ辞めても数年暮らせる」
この安心感があるだけで、判断がブレなくなる
✔ スキルを積む
辞めても通用する実力があるか?
市場価値があるか?
自信が持てると、無理に居場所にしがみつかなくて済む
✔ 書く・考える習慣をもつ
・ブログ
・日記
・メモ
誰にも見せなくていい。ただ“自分と会話する時間”があると、
感情ではなく状況で判断する思考力が育つ
動く前に「踏みとどまった時間」が、あとから効いてくる
いま思うと、“すぐに動かなかった時間”が人生の礎になってる。
焦って転職してたら、失敗してたかもしれない。
SNSで煽られて独立してたら、詰んでたかもしれない。
あのとき「まだ準備できてない」と認めて、
踏みとどまった自分を、今は褒めてやりたい。
結論:「踏みとどまる」って、実は未来への布石
「飛び出す勇気」も大事だけど、
「踏みとどまる冷静さ」も、それと同じくらい価値がある。
- 構える
- 準備する
- 自分と対話する
- タイミングを待つ
これって、“静かな戦略” なんだと思う。
今日も、すぐには動かない。でも、いつでも動けるようにはしておく
そんな姿勢で、僕はこれからもやっていきたい。
焦って動くんじゃなく、
整ってから動く。
人生、転ばないほうがいいけど、
転びすぎないように、ちゃんと踏みとどまるのも技術。
その静かな技術が、自分を守ってくれると思っている。

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