【社会人生活⑧】社会人とお金と、僕の自己投資論

こんにちは！

今日は少し真面目に、でも肩の力を抜いて、私の社会人生活の中で常に中心にあった「お金の使い方」についてお話ししようと思います。お金は単なる数字ではありません。それは、私たちの時間や感情と同じように、未来を形作るための大切な資源です。この資源をどのように使いこなすかによって、見える景色は大きく変わります。私自身の経験から得た、具体的なお金との向き合い方、そして「未来のために使う」という視点について深掘りしていきましょう。

親のありがたみは、初任給と共にやってきた

社会人として初めて、自分自身で稼いだ給料を手に取ったあの日。胸の高鳴りとともに銀行口座を確認し、手取り額が20万円そこそこであることに、まず衝撃を受けました。そして、そこから家賃、光熱費、通信費、食費…と、次々に差し引かれる項目を見て、思わず顔面蒼白になったのを今でも鮮明に覚えています。

「え、社会ってこんなにもお金がかかるの…！？」

学生時代には想像もしていなかった現実が、一気に押し寄せてきたのです。この時、私は初めて心から思いました。「親って、本当に偉大だったんだな…」と。家は勝手に暖かくならないし、冷蔵庫も誰かが満たしてくれるわけではない。当たり前だと思っていた生活の全てが、お金という対価の上に成り立っていたことを痛感しました。社会人1年目は、まさにそんな現実の厳しさに真正面から向き合い、ボコボロに打ちのめされるような時期でした。しかし、この経験があったからこそ、お金の重みと使い方について真剣に考えるようになったのです。

時間、感情、そしてお金。使い方は自分次第。

これまでの私のブログ記事でも、様々な「資源」の使い方について語ってきました。例えば、時間の使い方においては、いかに効率的に学び、自己成長に繋げるかという視点を重視しています。また、感情の使い方については、日々の小さな幸せを見つけ出し、心を豊かに保つ方法を探求してきました。

そして今日、いよいよお金の使い方に焦点を当てます。時間、感情、そしてお金。これら三つの資源は、私たちの人生において最も重要な要素であり、その使い方一つで、未来がガラリと変わると言っても過言ではありません。社会人になって、ようやくその重みと、戦略的に活用することの重要性を深く実感するようになりました。限りある資源をどう配分し、どう未来に繋げるか。それが、私たちが「望む未来」を創造するための第一歩なのです。

僕の投資スタイルは「二刀流」

このブログでも何度か触れてきましたが、私は社会人になって比較的早い段階で、いわゆる金融投資（株式、投資信託など）をスタートしました。これは、将来への漠然とした不安を軽減し、資産を少しでも増やしたいという思いからでした。

しかし、だからといって、「毎日カップラーメン生活」「服はユニクロワゴンセール一択」「交際費ゼロで友達とは会わない」といった、極端にストイックすぎる節約生活を送っていたかというと、決してそうではありません。巷で言われるような「FIRE達成のためには、とにかく全てを切り詰めて株に全ベット！」のようなスタイルは、私には合わなかったのです。

私が実践してきたのは、金融投資と並行して、もう一つの非常に重要な「投資」を行う、まさに「二刀流」の投資スタイルです。それは、目先の利益だけを追求するのではなく、未来の自分への大きなリターンを見据えた、もう一つの投資でした。

自己投資には惜しみなく

私が最も大切にしてきたのは、「未来の自分が、間違いなく喜ぶものには惜しまず使う」という明確なスタンスです。これは、単なる浪費ではありません。自分自身の成長や可能性を広げるための「戦略的な投資」と捉えています。

例えば、ネットワークエンジニアという職種を目指していた時期には、その道を極めるために実践的な環境が必要だと考え、業務用の24ポートルーターを個人で購入しました。当時の私の6畳の部屋に、業務用ラックマウントが鎮座する光景は、まさに“地獄絵図”と呼べるものでしたが（笑）、これによって自宅で本物のネットワーク環境を構築し、実践的なスキルを磨くことができました。

また、TOEICスコアアップに本気で取り組んでいた年には、ゴールデンウィークの長期休暇に有給休暇を組み合わせ、思い切って2週間の短期語学留学まで敢行しました。まとまった費用がかかりましたが、現地の文化に触れながら英語に没頭する時間は、単にスコアを上げるだけでなく、異文化理解やコミュニケーション能力の向上にも繋がり、かけがえのない経験となりました。

ネットワーク勉強のための機材投資: 高価な機材も、スキルアップのためなら未来への投資。
英語力アップのための現地留学: 語学力だけでなく、自信や視野を広げる経験。
必要なら参考書、講座にも即課金: 知識やスキルの習得に必要な費用は、躊躇なく投じる。

これらの出費は、一見すると大きな「浪費」に見えるかもしれません。しかし、私は心の中で「これって浪費じゃない。未来への仕込みだ」と強く信じていました。そう考えることで、財布の紐は自然と緩み、未来の自分への投資に前向きになれたのです。

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自己投資は、最強のリターンを生んだ

そして、今こうして社会人14年目となり、自身のキャリアを振り返ってみると、これらの自己投資こそが、株式投資以上に大きなリターンを生んでくれたと確信しています。

資格取得を通じた社内でのポジション確立: 専門知識とスキルが評価され、プロジェクトリーダーや重要な役割を任されるように。
TOEICスコアアップで異動・昇進チャンスをゲット: 語学力が評価され、希望する部署への異動や、海外プロジェクトへの参加など、キャリアの選択肢が格段に広がりました。
それに伴う安定した収入と、精神的な余裕: スキルアップが収入アップに繋がり、経済的な基盤が安定することで、心にもゆとりが生まれました。

「自己投資」には、株式のように値動きの変動や暴落といったリスクがありません。自分の努力と時間、そしてお金を投じた分だけ、確実に未来の自分がそれらを拾い上げ、人生を豊かにしてくれる。この事実は、現代社会を生き抜く上で、めちゃくちゃ重要な知恵だと痛感しています。外部環境に左右されない、自分自身の能力と価値を高める投資こそが、究極の安定をもたらすのです。

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お金は「未来のために使う」道具

社会人になったばかりの頃は、「節約しないと！」「投資しないと！」という焦りの気持ちに駆られ、お金を増やすことばかり考えていました。しかし、多くの経験を積んだ今では、もう少し柔軟に、そして本質的に考えるようになっています。

必要な自己投資は惜しまない: 自分自身の成長や経験につながる投資は、躊躇なく行います。
日常の小さな幸せにも使う: 日々の生活の中で得られる喜びや、心の豊かさも大切にします。例えば、美味しいコーヒーや、友人との食事など、ささやかな出費も「今の自分への投資」です。
長期的な資産形成も地道に続ける: 未来の経済的な安心のために、金融投資も着実に継続します。

お金は、敵でもなければ、絶対的な味方でもありません。それは、私たちが望む未来を形作るための、ただの「道具」なのです。道具は、使い方次第で、無限の可能性を秘めています。