こんにちは。
地方の大企業でひっそりと生存しているサラリーマンです。
前回は、高校中退からはじまった僕の社会人人生と、会社との距離感の変遷について書きました。
今回はその続き、「今どんな働き方を目指してるのか?」について、赤裸々に語ってみようと思います。
僕の目指す未来は「窓際FIRE」
みなさん、窓際FIREとかコーストFIREって聞いたことありますか?
ざっくり言うと、
- 会社に属しつつも、最低限の労働と責任で
- 給与・社会保険・福利厚生などのメリットを享受しつつ
- 自分の人生のハンドルはちゃんと握っている
…というスタイル。
要は、**「会社とほどよい距離で付き合いつつ、経済的にも精神的にも自由でいたい」**という、夢のような働き方です。


高校中退 → 適応障害 → たどり着いた答え
僕は高校を中退し、紆余曲折あって大企業に就職しました。
その後、資格取得などで社内の居場所を作り、順調かに見えたキャリアを歩んでいましたが――
ある日、心がポッキリ折れました。
適応障害です。
心療内科の待合室で、「ああ、これが“詰み”か」と思いました。
でも、そこから逆に“自分の人生”を真剣に考えるきっかけになりました。
大企業という最高の“土台”
結論から言うと、大企業は窓際FIREに最適な環境です。
- 労働組合が強い
- 定期昇給がある
- 福利厚生が充実している
- 年功序列の波に乗っていれば年々給料も上がる
一方で、「全力で頑張らないと出世できない」というプレッシャーもあるのですが、
僕はそもそも出世欲がありません。
むしろ、**「出世=責任増=心が摩耗」**という方程式が頭にあるので、
自ら名乗りをあげるような昇格戦は全力でスルーしています。
窓際戦略の実践ルール
もちろん「何もしない」とは言いません。
以下は、僕が実際に守っている「窓際戦略の掟」です:
- 給料分の仕事はちゃんとやる。
- 納期は守る。
- 余計なことはしないが、やると決めたことはちゃんとやる。
- 会社への期待値はゼロ。恩も情も持たない。
- 社内政治には一切参加しない。上司との飲み会も極力回避。
- 趣味と家庭を優先。18時にPC閉じてさっさと帰る。
「窓際族」とは言っても、自己責任と信頼の上に成り立つ、潔い働き方だと思っています。

言えないけど、心の中ではこう叫んでいる
もちろん、こんなこと上司や同僚に言えるわけありません。
- 「出世?あ、全然興味ないです」
- 「会社って“選択肢”の一つに過ぎないですよね」
…なんて発言したら、次の評価面談が地獄になるのは目に見えてます。
だから、表面上はしっかり働いてる風を装って、
心の中でだけ叫んでるんです。
「俺はもう“会社にすがる人間”じゃないんだ!」
「最悪、辞めてもいい」の安心感がメンタルを救う
このスタンスになって、明らかにメンタルが安定しました。
- 「やばい、このプロジェクト失敗したら詰む」→ 別に詰まない。
- 「上司に嫌われたら出世できない」→ 出世しなくてOK。
- 「みんな夜遅くまで働いてるのに…」→ お疲れさま、僕は帰ります。
一言で言えば、**「比較しない。自分のペースで生きる。」**ということ。
周囲に流されないことで、心がふっと軽くなるんです。
おわりに:命を削るより、余白を持って生きたい
僕は高校を中退してから、いろんな道を選び、時には失敗して、時には心が壊れて、
でもこうしてまた会社に戻ってこれた。
その経験から言えるのは、
「がんばらないと居場所がない」は、もう卒業していい。
これからの僕は、
がんばりすぎず、でも丁寧に、穏やかに働いていく。
目指すのは、「窓際FIRE」という最前線。
今日も静かに、でも確かに、自分の人生を前に進めています。


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