会社って、ほんと“人間の動物園”だなって思う。
リーダー気質なサル系、空気を読むカメレオン系、はたまた何を考えているかわからないクラゲ系まで。
まあ、僕はというと、「目立たず、群れず、でも生き残るタイプ」 の絶滅危惧種かもしれない。
夢を抱いて入社した、あの春
僕だって、最初はこう思ってたんです。
「よし、チームを巻き込んで、プロジェクトをグイグイ推進してやるぞ!」
「リスク?当然予測済み。資料?既に完成済みです(ドヤ)」
なんなら、“社内MVP”とか取っちゃう未来まで想像してました。
配属ガチャ、外れました
ところが現実は…というやつで。
配属されたのは、パワハラ上司の巣窟。
「返事が遅い」
「目が泳いでる」
「気合いが足りん」
言葉というより呪文のように、毎日怒号が飛んできた。
そのうち、“夢”という名のクラウドデータは削除され、ゴミ箱も空になりました。


それでも辞めなかった自分が決めた“戦略”
ここで僕は一つの決断をした。
「出世レースには乗らない。でも、消えもせず、軽蔑もされずに残る。」
クビにならない程度に仕事をこなし、
資格取得で「お、アイツやるやん」と思わせ、
資産形成で精神的安定を得る。
いわば、“立ち回り力の三種の神器”を装備したわけです。
キーワードは、「ワークライフバランス」「年功序列」「終身雇用(あると信じたい)」
この国の会社員は、不思議なルールの上で生きています。
- 毎日8時間以上働いてるのに評価は年に1回
- 多少サボっても「年次」でカバー
- バリバリやりすぎると周囲が冷める
…え、これゲームバランス大丈夫?
でも、逆に言えば、地雷を踏まなければ生き残れる世界とも言えます。
正直、会社の“甘い汁”は吸いたかった
だってさ、せっかく通信系の大企業に入ったんだよ?
家族も「すごいね!」って褒めてくれたし、
定食屋のおばちゃんにも「安定してそうやな〜」って言われたし。
そりゃあ、一度くらい“甘い汁”すすりたいと思うやん。
でも僕に回ってきたのは、苦い汁。しかも常温。
今の僕はこうして働いている
- 会議ではそこそこ喋る。
- 目立ちすぎない。
- やたら帰りが早くても「資格の勉強してます」で無罪放免。
- 投資と副業で、心の安全弁も確保済み。
言ってしまえば、「会社の中で泳ぎ続けるスキル」を磨いた結果が、今の働き方です。


会社には悪いが、これが僕の“素直な働き方”
会社のために燃え尽きるのも、
会社を完全に見限って辞めるのも、
どっちもできなかった僕。
でも、自分の健康と生活と人生のために“立ち回る”ことはできた。
もしこの記事を読んでくれている誰かが、
「しんどいな」「このままでいいのかな」と思っていたら、
こう伝えたい。
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