【資産形成】年収じゃない。資産で見る時代へ──僕が“資産志向”になった理由

資産形成

20代の頃、僕は「年収至上主義」だった。

転職サイトの“想定年収グラフ”に一喜一憂し、
上司や同僚の「年収いくら?」にソワソワし、
求人票の「想定年収600〜1000万円」の幅に惑わされてた。

でもあるとき、ふと思った。

「年収って…毎年リセットされてね?」


年収は“毎年ゼロから”のレース

冷静に考えると、年収ってすごく不安定な存在。

  • 今年800万円稼いでも、来年もまた働かなきゃゼロ
  • ボーナスが減ったら? 転職で下がったら? 病気したら?

走り続けることが前提の収入
体力も気力も、無限じゃないのに。

しかも天引きのフルコースで、
実際に手元に残るのは “思ったより少ない”年収 。

  • 健康保険料
  • 厚生年金
  • 住民税
  • 所得税
  • そして「なんかよくわからん引かれモノ」

「え? これで“◯百万円プレイヤー”とか言っていいの…?」

と、ふと虚しくなった。


そんな僕が“資産志向”に切り替えた理由

転職を経験し、適応障害で休職し、
家計と向き合い、投資に出会って思った。

「資産って、減らさなきゃ残るじゃん」

そして何より、“働かなくても減らないお金”って、精神がめちゃくちゃ安定する。

年収が高くても、不安定だと心が揺れる。
資産が少しでもあると、「まぁ、なんとかなるか」と思える。

僕にとっての資産志向は、
「自分の安心を数値化したもの」 でもある。


年収志向 vs 資産志向:イメージでいうと…

  • 年収:全力疾走。速いけど疲れる。コケたら終わり。
  • 資産:ゆるやかな登山。遅いけど確実。休んでも景色はそこにある。

もちろん、年収が高いに越したことはない。
でも“年収を上げること”と“資産を育てること”って、ちょっとベクトルが違う。

  • 年収:相手(会社)が決める
  • 資産:自分がコントロールできる

自分の努力が反映されやすいのは、実は資産の方だった。


僕の資産志向ライフ

✔ SP500かオルカン、迷ったら両方

難しいことはしない。毎月、機械的に積立。
資産形成の7割は「放置する勇気」でできている。


✔ 支出は「整えるため」だけに使う

ほしいかどうかじゃなく、必要か、生活が整うかで決める。
“無印の棚”はOK、“勢いで買ったガジェット”は却下。


✔ 年収よりも「資産の増加スピード」に注目

手取りが多少増えても、資産が増えなければ意味がない。
逆に、昇給がなくても支出を絞って積立できていれば、それでOK。


資産があると、選択肢が増える

  • 仕事がイヤなら辞めても大丈夫
  • 少し休んでも大丈夫
  • 会社に“しがみつかない”余裕が生まれる

これは精神衛生的にめちゃくちゃデカい。

お金って、単なる“モノを買うための手段”じゃなく、
「未来の不安を減らすチケット」 でもある。


「資産を育てる生き方」に切り替えると、人生が穏やかになる

年収を追っていたときは、いつも焦ってた。

  • 転職で年収上がらないと意味がない
  • 同年代より稼げてるかが気になる
  • 昇格できないと“負け組”な気がする

でも、資産に軸を移してからは、
「別にこのペースでいいか」 と思えるようになった。

年収が上がらなくても、
資産が育っていればそれでいい。
焦らず、整えて、積んでいく。


結論:年収はレース、資産は地図

僕にとって、

  • 年収は一瞬の成果
  • 資産はずっと残る景色

どちらも大切だけど、
「これからの安心」は後者のほうが担ってくれる気がしている。

年収に囚われすぎず、
自分の“持ち物”を少しずつ増やしていく。

今日もSP500とオルカンを少しだけ積み増しして、
のんびり登山を続けていきます。

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