こんにちは、今回のテーマは「中退ライフを満喫してたら、親との約束を思い出して大学受験することになった話」です。
中退ライフ、意外と楽しかった説
高認をサクッと取ったあと、私はというと…
- 工場でバイト
- 覚えたての麻雀に夢中
- 原付でそこら中を走り回る
という中退ライフ無双状態。
世間的には“ドロップアウト”なのかもしれませんが、本人は結構楽しんでました(自覚ナシ)。
しかしそんな自由人ライフにも、ちらほら“黒い影”が。
コンプレックスという名の小さな棘
友人たちの「部活つれぇ〜」「テスト前でヤバい〜」という高校トークを聞くたびに、胸の奥がチクッ…。
「…オレ、制服着て青春してない」
楽しい中退ライフの裏で、じわじわとコンプレックスが育っていきました。


親との約束:大学に行く!
高校3年の春。私はある重大なミッションを思い出します。
「中退してもいいけど、大学には行きなさい」
そう、親との約束です。
そして私はついに立ち上がり、予備校の門を叩いたのです。
高卒っぽく装う毎日
教室に入ると、周りは全員高校を「卒業」した猛者たち。
一方こっちは、高校生活2週間でドロップアウトしたレジェンド。
「いやぁ、高校ってほんとダルかったよね~」と経験してないくせにエア高校生活を語る日々が始まりました。
現実:勉強、まったくついていけない
約2年、勉強という言葉と無縁だった私はというと…
- 授業は英語? いや、宇宙語。
- 数学? それって美味しいの?
- 偏差値? 40ってことは“平均点のちょっと下”くらいでしょ?(違います)
と、なかなかシビれる状況。
正月に立てた逆転プラン
年末、「これ…間に合わんやつや」と悟った私は、年始に戦略会議(ひとり)を開催。
そして出た結論はこう。
共通テスト(当時のセンター試験)利用で、私立大学3教科勝負!
最小の努力で最大のリターンを得る。もはやこれは受験という名のRPG。
残り2週間の“ゲームプレイ”
やったことはシンプル。
- 過去10年分のセンター試験の過去問を3周
- 出てきた英単語と数式を完璧になるまで暗記
模試? 参考書? そんなものはいらぬ!
「センターの傾向」に全振りした集中戦略でラスト2週間を駆け抜けました。

結果:3教科で約8割
自己採点の翌日、私は意気揚々と河合塾へ。
「この点数で入れる大学、ありますか?」
目的? やりたいこと? 特になし!
ただただ「親との約束を果たしたい」という、清らかな(?)動機のみ。
キラキラしたキャンパスに憧れて
結局先生がピックアップしてくれた大学の中から、
**「ここ、キャンパスがキラキラしてそう」**という謎の直感で、愛知県の私立大学に進学を決めました。
今振り返ると、
- 学力を上げる、ではなく「試験で点を取る」ことを目標にした
- 過去問をやりこむという手段を徹底した
この選択が、中退ライフから大学進学を現実に変えた成功の鍵だったと思います。
おわりに
「中退=人生終了」なんて思ってた時期もありましたが、
少し工夫して自分に合った戦い方を選べば、リスタートだってできる。
中退でも、青春してなくても、
原付でフラフラしてた日々も、全部が今につながってます。
次回は、そんな大学生活での奮闘について書いてみようと思います。
読んでくれて、ありがとうございました!


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