「仕事に行くのが憂鬱だ」
もしあなたが、毎朝そんな風に感じているなら、それは危険なサインです。
かつて、僕は通信系の大企業で、パワハラ上司のせいで心身ともにボロボロでした。適応障害と診断され、デスクに座るだけで動悸がするような日々。そんな状況を変えたい一心で始めたのが、自分の機嫌を取るための「デスク環境改革」でした。
これは、単に便利な道具を揃える話ではありません。 疲弊した心を守り、日々のストレスを軽減し、自分の人生をコントロールするための「装備(ギア)」を整える話です。
回り道ばかりの僕が、心の平穏と資産形成という目標に向かって、再びギアを入れることができた。
Shokz open run──耳を塞がず、生活に溶け込む
僕が最初にデスク環境で取り入れたのが、Shokz open run(骨伝導イヤホン)です。 「イヤホンが耳を塞がない」という骨伝導の特性は、僕にとっての救世主でした。
実は僕は、イヤホンを長時間使うと外耳炎になりがちでした。パワハラ上司からの心無い言葉をシャットアウトするために、休憩時間もイヤホンが手放せず、耳は常に炎症状態。そんな苦痛から僕を解放してくれたのが、このイヤホンでした。
耳を塞がないため、一日中つけていても快適。仕事中に音楽を聴きながらでも、家族や来客の音を自然に聞き取れるので、作業を中断するストレスもありません。
この「外界と完全に遮断されない安心感」は、心を閉ざしがちだった当時の僕にとって、非常に大きな心の平穏を与えてくれました。

iPad Air──持ち歩かれる端末として、ちょうどいい
Mac miniと合わせて活用しているのが、このiPad Airです。 「ゲームもしないし、カメラ性能にもこだわらない」そんな僕にとって、カフェでの作業に特化した端末として、これ以上ない選択でした。
パワハラから逃れるように、よくカフェで作業をしていました。パワハラ上司から離れる時間を持つことが、適応障害でボロボロになった僕の心を少しずつ癒してくれたのです。
iPad Airは軽くて持ち運びやすく、どこでも僕だけの集中できる環境を作ってくれました。クラウドベースの作業が中心なので、スペックにこだわりもなく、64GBのモデルでも十分。
この「場所を選ばずに仕事ができる」という自由は、会社に縛られ、心が疲弊していた当時の僕にとって、まさに心の解放でした。そして、無駄な買い物にお金を使わず、資産形成に力を入れるという今の僕の価値観にも繋がっています。

Mac mini──持ち歩かない派の最適解
僕が据え置きPCにMac miniを選んだのは、とても合理的な理由からです。
据え置き前提で考えていたので、画面一体型である必要はありません。据え置きPCの最低限の機能を持ち、デスク周りをすっきりさせられるデザインは、精神的な安定を求める僕にぴったりでした。
パワハラ上司は、僕の会社のデスクが常に片付いていないことをネチネチと指摘してきました。そんなストレスから解放されたい一心で、自宅のデスクは徹底的にシンプルに保つようにしています。
HHKBとの相性も良く、デスク周りの雑音を排除し、美しく整えることで、心の雑音も整理されていくような感覚。このMac miniは、僕にとって仕事をするための道具であると同時に、心の平穏を取り戻すための「基地」なのです。

LGウルトラワイドモニター──画面は広いほうが、心も広がる
LGのウルトラワイドモニターは、まさに「ドロギア式」働き方を体現するアイテムです。
このモニターの最大の利点は、USB-Cケーブル一本で会社PCと接続できることです。そして、そのUSB-C経由でモニターのハブに繋いだマウスやキーボード、Webカメラを共有できます。
これにより、出社して帰宅した後に副業を始めるとき、PCを変えるだけでデスク環境をそのまま引き継ぐことができます。
この「サッと切り替えられる」手軽さが、僕の「焦らず、心配せず動き続ける」という哲学を支えてくれています。無駄な接続の手間や時間がなくなり、副業やプライベートに使える時間が増えたことで、心にも余裕が生まれました。

終わりに──道具は、人生を整えるギア
デスク環境を整えることは、単なる自己満ではありませんでした。
それは、パワハラでボロボロになった心を守り、自分の時間を守り、ストレスを軽減するための、切実な「改革」でした。
そして、これらの「ガジェット四天王」は、僕の人生のギアを再び回すための、大切な装備となってくれました。
僕の人生は、高校中退、パワハラ、適応障害、転職と、回り道ばかりです。しかし、その回り道で得た経験や道具たちが、心の平穏と資産形成という目標に向かう、今の僕を支えてくれています。
ガジェットに投資することは、自分の時間、集中力、そして何より心の平穏に投資すること。これは回り道から見つけた僕の『窓際FIRE』への道です。もしあなたが、過去の僕と同じような不安や悩みを抱えているなら、あなたの「ギア」を見つけるための、この改革を始めてみてはいかがでしょうか。
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