【暮らし】暇だから悩む。動いてると、悩まない――危機感が僕を動かした話

暮らし

「なんでこんなにモヤモヤするんだろう…」
そう感じるときって、決まって“余白”があるときだ。

休日の午後、通勤電車、深夜のベッドの中。
頭の中にスペースができると、悩みがスルッと入り込んでくる。

最近は「窓際FIRE」的なゆるめの働き方で、ふと気づいた。

悩むというのは、ある意味“余裕”なのかもしれない。


昔の自分には、“悩んでるヒマ”すらなかった

僕は高校を中退している。
あのときは「将来どうしよう」どころか、
「そもそも自分は大丈夫なのか」 という危機感に追われていた。

だから、とにかく手を動かした。
高認のテキストを開き、大学受験の情報を調べ、
「迷ってる場合じゃない」モードで動き続けていた。

悩まなかったわけじゃない。
ただ、悩みが“止まる理由”にならなかった。


社会人になってからも、悩む余白がない時期があった

理不尽な上司、続く残業、そして適応障害。
体調を崩しながらも、「ここを脱け出さなきゃ」という想いだけで転職活動を始めた。

あのときも、迷っている余裕はなかった。
毎日が“サバイバル”だったから。

逆に、行動してるからこそ、悩みに飲み込まれなかった気がする。

暇なんかないわ 大切なことを考えるのに忙しくて ル=グウィンのエッセイ
美しい自然や動植物、文学、音楽から、軍服、罵り言葉、愛猫パードまで。「アメリカSFの女王」が、自らの人生経験をふまえて繊細かつ奔放に綴った2010年代のエッセイを集成。

今は“選べる悩み”のフェーズにいる

転職して、少し余裕ができた。
給料も暮らしも落ち着いてきて、
ようやく「この先どう生きたいか」を考える時間が持てるようになった。

そうなったら、不思議なことに――

悩みが増えた。

  • 本当にこの仕事を続けたいのか
  • 妻との関係や子供のことなど
  • 40代をどう使うか

これはこれで、幸せな悩みなんだと思う。
でも正直、何も動かずに悩んでるときが一番しんどい。


悩むのは、行動していないから。たぶん、そういうことなんだと思う

悩みって、手が止まってるときに大きくなる。
だから最近は、モヤモヤしてきたら 「とりあえず何かする」 ようにしている。

  • 散歩する
  • 机の上を片づける
  • バイクで近所の道の駅に行く
  • 靴を磨く

行動の内容は何でもいい。
大事なのは、“思考のループ”から抜け出すこと。


おわりに:悩んでるときは、動けるチャンスがあるとき

本当に追い詰められているときは、悩むよりも動く。
あれこれ考えるより、目の前のことをやる。

逆に、悩めるときって“選べるとき”でもある。

だからこそ、「悩むだけの自分」で終わらず、
小さくてもいいから “行動する自分”に移行する 。

動けば、景色はちょっと変わる。
そして、悩みのサイズも、ちょっとだけ小さくなる。

暇なんかないわ 大切なことを考えるのに忙しくて ル=グウィンのエッセイ
美しい自然や動植物、文学、音楽から、軍服、罵り言葉、愛猫パードまで。「アメリカSFの女王」が、自らの人生経験をふまえて繊細かつ奔放に綴った2010年代のエッセイを集成。

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