新卒で通信系の大手企業に入社してから十数年。
このブログでも何度か書いてきたように、僕は**「資格取得」**という武器を手に、
会社のなかで自分の居場所を見つけ、生き抜いてきた。
気づけば取得した資格は20個以上。
LPICに始まり、AWSSAP、DOP、CISSP、PMP、ネスペ、セキスペ、CISA、CISM…と、
なぜか名刺が厚くなるラインナップが揃っている。
今日はそんな僕が、なぜ資格を取り続けるのかという話をしようと思う。
1. 居場所ができる、それだけで心が軽くなる
僕が最初に資格取得に本気で向き合ったのは、配属直後の「メンタル底辺期」だった。
人間関係、業務量、謎ルール…そしてパワハラ上司。
社内に「どこにも僕の居場所がない」と感じていた。
でも勉強を始め、資格を取り、知識をアウトプットしていくうちに変わった。
会議での発言が刺さる。業務改善の提案が通る。
あれ、これちょっと認められてるんじゃ?という場面が増えてきた。
「資格=盾と剣」。
自分を守りつつ、戦える。これは精神衛生に非常によい。


2. 結果がシンプルで気持ちいい
資格試験って本当にわかりやすい。
「合格 or 不合格」。それだけ。
シビアだけど、めちゃくちゃスッキリしてる。
大人になると、何かを「やり切った!」って感じることが少なくなるけど、
資格試験はそれを思い出させてくれる。
まるでレベルアップ音が聞こえてくるかのような感覚。
「合格通知=経験値MAX」の気持ち良さ、ハマる。
3. ご褒美が合法になる
資産形成も突けていたが、資格に合格するたびに「ご褒美」を買うようにしている。
10万円のiPadも、「これは次への自己投資です(キリッ)」で購入。
3万円のキーボードも、「スコスコ音で生産性10%アップです(キリッ)」で購入。
もはや自己啓発無罪。
こうして僕のデスク周りは次第にアップグレードされ、
同時に僕のモチベーションも自然と上がっていく。
資格は生活向上の言い訳としても優秀なのだ。


4. “意識高い空間”が心地いい
普段は寝癖ついたままコンビニ行ってる僕でも、
試験会場やテストセンターに行く日は身だしなみを整える。
そこには「壁を越えに来た人たち」が集まっている。
誰がどんな目的で来てるかなんて知らないけど、
その空気感だけで、自分もひとつギアが入る。
**「この場に来てる自分、エライ!」**という錯覚込みで、ちょっと誇らしい気分になる。
5. 気づけば毎年、試験を受けてる
こうして振り返ってみると、
僕は13年もの間、ほぼ毎年何かしらの試験を受けている。
大学時代に培った「毎日コツコツ」がまだ残っていて、
気がついたら、資格取得=生活のリズムになっていた。
そして、試験勉強を始めると
「やっぱり俺、こういうの好きだな」と思える。
学ぶのが楽しい。合格は嬉しい。
ご褒美はおいしい。周囲の評価は気持ちいい。
キャリアにとっても都合のいい趣味を持っていて運がよかったと思っている。
結論:資格は自己肯定感の源
資格がすべてじゃないし、資格だけじゃ評価されないことも多い。
でも僕にとって、資格は
- 自分を前に進ませる「動力」
- 安心をくれる「盾」
- ご褒美を買う「言い訳」
だった。
だからこれからも僕は、毎年なにかしらの壁に向かって突っ込んでいくと思う。
しっかり壁を越えて、次のご褒美を買いに行くために。


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