「お金はある。でも、なんだか幸せじゃない」
そんなセリフ、ドラマの中だけだと思っていました。ええ、かつての僕もそうでした。
ところがどっこい──資産が増えても、生活の質が整わないと、心はなぜか乾燥注意報。
今日はそんな話をします。
QOLってなに? 美味しいの?
QOL(クオリティ・オブ・ライフ)。
直訳すれば「生活の質」ですが、肌感覚では「生きやすさ」や「心の快適さ」に近いかもしれません。
かつての僕は、QOLという言葉を聞いても「それって投資信託の種類?」ぐらいの認識でした。
節約!節約!もっと削れ!とばかりに、コンビニコーヒーを我慢し、安さ最優先のガジェットを買い、
「俺、やってるわ〜」と一人満足。
でも、気づくと部屋はごちゃごちゃ、肩こりは悪化、思考も停滞。
あれ……? これって、むしろ不健康なのでは?
節約をやめたわけじゃない。ただ“質”を上げた
転機は、昇降デスクといい椅子(エルゴヒューマン)を買ったこと。
「え?家具にそんな出費?」という声が聞こえてきそうですが、
1日8時間座るなら、それって投資じゃないですか?
机まわりを整えたら、作業がはかどる。
姿勢が良くなる。
おまけに、腰も機嫌がいい。
さらに、靴も見直しました。ニューバランスの996に変えたら、足の疲れが激減。
歩くのが楽しいと、散歩も増える。結果、メンタルが安定。
このあたりから、僕の中で「QOLって、貯金と同じくらい大事なのでは?」という新しい価値観が芽生えました。
QOLが上がると、無駄遣いが減る paradox
面白いことに、「自分のQOLが上がってるな」と実感できると、
不思議と物欲が減るんですよ。
・衝動買い → 減る
・SNSで他人と比較 → 減る
・“足りない感” → 消える
「今の自分の暮らし、わりと気に入ってる」
この状態が、最強の防衛力なんです。
その結果、無駄遣いが減る→貯金が増える→さらに心が整う……
このループに入ると、家計簿アプリを見るのがちょっと楽しくなります。
まとめ:QOLこそ、幸福の土台
もちろん、お金は大事です。
でも、「生活の質を無視した節約」や「不満だらけの投資」は、結局長続きしない。
QOLを上げる出費は、未来の自分を楽にする自己投資。
その支出は、削らない。いや、むしろ積極的に投じたい。
「節約」は手段、「QOL向上」は目的。
その順番を間違えないようにしたいですね。
というわけで、今日はここまで。
みなさんも「ちょっとだけ生活の質を上げる行動」、してみませんか?
まずはカフェでゆっくりするところからでも──(QOLはコーヒー1杯から)。
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