「節約こそが正義!」と信じていた時期が、僕にもありました──。
水筒持参、コンビニ回避、冷暖房は気合いで対処。
そんな“修行僧スタイル”の暮らしをしていた20代。もちろんそれなりに貯金はできた。でも、ふと思ったんです。
「……で、これ、楽しいのか?」
お金は“命の時間”の代替物
よく言われることですが、お金は時間の対価です。自分の時間や体力、時に精神まで削って得たもの。
つまり、「お金をどう使うか」は「自分の命をどう使うか」と同義。
そこで30代の僕は、こう思い始めました。
「限界まで節約するより、QOL(生活の質)を上げる方向で使ったほうが、長く幸せを感じられるのでは?」
結果、いまは“ちょっといい暮らし”を意識した支出を心がけています。
例1:カフェ代=“自習室代”と割り切る
「ラテマネー」なんて言葉もありますが、僕にとっては“投資”です。
家だと赤ちゃんの泣き声で集中できない。気づいたらおむつ替え、ミルク、そして夕飯の支度。
そんな中、カフェで1人、Notionを開いて記事を書く時間は、まさに命の濃縮。
500円の出費で集中力と創作意欲が爆上がりするなら、安いもんです。
例2:“快適”に投資したガジェットたち
・open run mini:耳を塞がないから、赤ちゃんの声にも即反応。
・iPad Air:カフェでもリビングでもサクッと使える。軽いは正義。
・Mac mini:家の母艦。HHKBと合わせて“仕事場”感を出してくれる。
・ウルトラワイドモニター:資料もコードも横に並べ放題。目がしあわせ。
これらの“贅沢”が、実は時間の節約と心の余裕を生んでいます。
例3:妻との外食は“夫婦のメンテナンス”
日々の小さな摩擦を洗い流すには、美味しい食事が一番。
いつもよりちょっと高いレストランで、仕事や育児の愚痴を交わす。
それが 「また頑張ろう」って気持ちを取り戻す時間 になっています。
「節約しすぎ」もリスクの一つ
節約にも体力が要ります。特にメンタルが削れているときは、クーポンを探す気力も、5円安い店に行く気力も出ない。
そこで無理をすると、どこかで「もういいや」となり、浪費に走るリスクがある。
“ほどほどの節約と、ちょっと贅沢な使い方”が、一番長続きする。
これは自分なりに行きついた真理です。
貯金は手段。目的は、いい人生
もちろん、将来のために貯金は必要。でもそれに“全振り”して、今の生活が味気ないものになってしまっては本末転倒。
- 冷房は我慢しない。
- カフェは使う。
- ガジェットは長く使う前提で、妥協しない。
そんな暮らし方が、結局、人生全体のパフォーマンスを上げてくれる気がしています。
というわけで今日もカフェでラテ片手に執筆中。
「節約の鬼」だった僕が、今では「快適さこそ投資」と豪語するようになりました。
お金を貯めるより、“使い方”で人生に差がつく。
きっとあなたにも、そんな“命の使い方”があるはずです。
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