「お金がすべてじゃない」なんて言う人がいる。でも、彼らのスーツは高そうだ。
これはひがみではない。事実だ。
そして僕はこうも思う。「お金がすべてじゃない」という言葉がサラッと出てくる人は、だいたい“お金で困っていない”。
幸せとは何かを語る前に、まず靴下に穴が空いてないか確認しよう
ある冬の日、僕は電車の中でふと自分の靴下に穴が空いていることに気づいた。
つま先からこんにちはしている僕の親指が、「幸せってなんだっけ?」と問いかけてきた気がした。
その瞬間、気づいたのだ。
不幸は、だいたい足元からやってくる。
雨漏り、靴擦れ、洗濯できてないパンツ。
そしてお金の不安も、足元からジワジワ染みてくる。
「お金がないから不幸になる」のではない。
「お金がないと、ちょっとしたことで心がざわつく」のだ。
お金が「幸せ」をくれるわけじゃないけど、「余裕」はくれる
お金で幸せは買えない。これは本当。
でも、お金があると「不幸」を避けやすくなる。これもまた真理。
たとえば──
- 冷蔵庫が壊れたとき、「まあ買い替えるか」と思えるのは、お金があるから。
- 子どもが熱を出して病院に駆け込めるのも、お金があるから。
- そして、あぐらがかける椅子を買って仕事できるのも(個人的にこれ大事)、お金があるから。
お金は「心のバッファ」なのだ。
お金の使い方には“性格”が出る。幸せにも“癖”がある
ある人は、貯金残高が増えると幸せを感じる。
ある人は、好きなカフェでラテを飲むことで幸せを感じる。
僕? どっちもやってる。でも片方を我慢しすぎるとストレスが爆発する。
なので最近は、「幸せを買う投資」として、ラテ代は“ラテマネー”と名付けて堂々と使うようにしている。
“幸せ”にはコスパがある
幸福感って、かけたお金に比例しない。
- 1万円の焼肉より、500円のコンビニスイーツでテンション上がることもある。
- 高級ホテルの朝食より、近所のパン屋の焼きたてクロワッサンにときめくこともある。
「高ければ幸せ」じゃない。
「自分にフィットするか」が大事。
この感覚に気づいてから、無理に高い体験を追いかけるのをやめた。
不幸を避けるための「お金の使い方」5選
- 生活インフラに投資する
Wi-Fiが遅いだけでイライラする人間に、幸せは来ない。 - 体調管理にお金を惜しまない
風邪をひくと幸福度はマイナス100%になる。 - 余白をつくる
毎月の家計に“遊び”を。全部きっちり使い切らない。 - 節約はやりすぎない
「節約に疲れて不幸になる」という本末転倒に注意。 - 自分の価値観で判断する
SNSで見かけた“幸せそう”は、あくまで他人のもの。
最後に──「幸せ」はお金の“先”にある
お金があると安心感がある。これは否定しない。
でも、お金が“あるだけ”では、幸せになれないのも事実だ。
「使い方」「向き合い方」「心の持ちよう」──このあたりを、自分なりに整えていくこと。
それがたぶん、幸せへの近道。
お金は幸せの“材料”であって、“完成品”じゃない。
今日のまとめ:
- お金がすべてじゃないけど、ないとしんどい
- 不幸を回避するには、ある程度の金銭的バッファが必要
- 自分の“幸せの形”を知ると、お金の使い方が変わる
- 節約も、投資も、使い方も、「自分の価値観」で整えていこう
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