こんにちは!
今日は、社会人デビュー直後――新入社員時代の黒歴史について語ろうと思います。
大企業に就職!夢のスタートライン
あの春。
高校中退から大学入学、就職と人生のレールにしがみつき続け、ついに手に入れた大企業の社員証。
入社式の日、スーツ姿で街を歩く自分が誇らしかった。
「ついにここまで来たぞ」と胸を張り、背筋を伸ばしていた。
社会人生活、開幕。
ここから幸せになる方程式が加速していくはずだったんです。
研修は楽園だった。
入社してすぐ始まったのは、同期たちと受ける3ヶ月間の研修。
これがまぁ、想像以上に楽しい。
みんな同じスタートライン、年も近い、目標も似ている。
一緒にランチを食べ、飲みに行き、笑い合った。
この時は、
「あれ? 社会人って案外イージーモード?」
なんて思ってました。ええ、完全に甘かったんです。


配属、そして地獄の入り口。
楽しい研修が終わり、ついに本配属。
いよいよ社会人として歯車ライフのスタート。
ところが、配属先の上司が…
パワハラを絵に描いたような男。
マニュアル通りには動かない理不尽。
何をやっても怒鳴られ、ため息をつかれ、存在を否定される日々。
配属1ヶ月で、メンタル残量はゼロになりました。
大学時代にあれほど勉強した「幸せになる方程式」。
社会人生活はその公式を上からハイヒールで踏みつける日々でした。
言葉が出てこない。手が震える。
会話をしようとすると、言葉が口から出ない。
メール1通送るだけでも、送信ボタンの前で5分は悩む。
押す瞬間には、手が小刻みに震えていました。
「こんなに辛い歯車ライフ、聞いてないよ…!」
大企業での“安定”は、想像していたよりずっと重たい。
歯車は回るどころか、削れてボロボロ。
油もさしてもらえず、ただ空回りする毎日でした。
楽しいはずの友人との再会。
長期休みには、学生時代の友人たちと久しぶりの再会。
みんなはキラキラと社会人生活の話をしている。
でも僕はもう、会話にノリきれない自分がいました。
「あの頃みたいに、ただバカみたいに笑うって難しいんだな。」
心の中では、
「さっさとお金貯めて、さっさと辞めよう」
この言葉がリフレイン。
お金=自由、という簡単すぎる方程式にすがっていました。

心の支えは「人は変えられない」。
そんな状態でも、なんとか2年間は耐えました。
支えてくれたのは、大学時代に培った幸せになる方程式の一枚のカード。
「人は変えられない」
そう、自分がいくら頑張っても、
上司は変わらない。
職場の雰囲気も変わらない。
環境が優しくなることもない。
ならば変えられるのは自分の考え方と行動だけ。
「歯車として割り切って、ただ2年は耐える。」
そう決めた瞬間、少しだけ楽になったのを覚えています。
社会人のスタートは予想外の試練だった。
あの頃の僕は、大学時代の「幸せになる勉強」を
社会人生活にも応用しようと張り切っていた。
でも実際は、現実が教科書通りにいくわけもなく、
配属1ヶ月で「現実はそんなに甘くない」と
社会の洗礼を受けました。
まとめ。
社会人生活は、スタート直後から人生ハードモード。
けれど、あの2年間があったからこそ、
今の自分は少しだけタフになれたのかもしれません。
新入社員時代、僕が学んだ教訓はシンプルです。
- 人は変えられない。変えられるのは自分だけ。
- 歯車にも油は必要。無理は禁物。
- 幸せの方程式は、社会人になると毎回再計算。
こうして僕の社会人1年生は、
幸せよりも忍耐を学ぶ時間となったのでした。
次回は、そこからどう人生が転がっていくのか、
またゆるっと語ります。
読んでくれてありがとう!


コメント