【社会人生活①】新入社員 〜歯車だって擦り減る〜

キャリア

こんにちは!
今日は、社会人デビュー直後――新入社員時代の黒歴史について語ろうと思います。


大企業に就職!夢のスタートライン

あの春。
高校中退から大学入学、就職と人生のレールにしがみつき続け、ついに手に入れた大企業の社員証

入社式の日、スーツ姿で街を歩く自分が誇らしかった。
「ついにここまで来たぞ」と胸を張り、背筋を伸ばしていた。

社会人生活、開幕。
ここから幸せになる方程式が加速していくはずだったんです。


研修は楽園だった。

入社してすぐ始まったのは、同期たちと受ける3ヶ月間の研修。
これがまぁ、想像以上に楽しい。

みんな同じスタートライン、年も近い、目標も似ている。
一緒にランチを食べ、飲みに行き、笑い合った。

この時は、

「あれ? 社会人って案外イージーモード?」

なんて思ってました。ええ、完全に甘かったんです。

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仕事を教えることになったら読む本
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配属、そして地獄の入り口。

楽しい研修が終わり、ついに本配属。
いよいよ社会人として歯車ライフのスタート

ところが、配属先の上司が…

パワハラを絵に描いたような男。

マニュアル通りには動かない理不尽。
何をやっても怒鳴られ、ため息をつかれ、存在を否定される日々。

配属1ヶ月で、メンタル残量はゼロになりました。
大学時代にあれほど勉強した「幸せになる方程式」。
社会人生活はその公式を上からハイヒールで踏みつける日々でした。


言葉が出てこない。手が震える。

会話をしようとすると、言葉が口から出ない。
メール1通送るだけでも、送信ボタンの前で5分は悩む。
押す瞬間には、手が小刻みに震えていました。

「こんなに辛い歯車ライフ、聞いてないよ…!」

大企業での“安定”は、想像していたよりずっと重たい。
歯車は回るどころか、削れてボロボロ。
油もさしてもらえず、ただ空回りする毎日でした。


楽しいはずの友人との再会。

長期休みには、学生時代の友人たちと久しぶりの再会。
みんなはキラキラと社会人生活の話をしている。
でも僕はもう、会話にノリきれない自分がいました。

「あの頃みたいに、ただバカみたいに笑うって難しいんだな。」

心の中では、
「さっさとお金貯めて、さっさと辞めよう」
この言葉がリフレイン。
お金=自由、という簡単すぎる方程式にすがっていました。

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心の支えは「人は変えられない」。

そんな状態でも、なんとか2年間は耐えました。
支えてくれたのは、大学時代に培った幸せになる方程式の一枚のカード。

「人は変えられない」

そう、自分がいくら頑張っても、
上司は変わらない。
職場の雰囲気も変わらない。
環境が優しくなることもない。

ならば変えられるのは自分の考え方と行動だけ。
「歯車として割り切って、ただ2年は耐える。」
そう決めた瞬間、少しだけ楽になったのを覚えています。


社会人のスタートは予想外の試練だった。

あの頃の僕は、大学時代の「幸せになる勉強」を
社会人生活にも応用しようと張り切っていた。

でも実際は、現実が教科書通りにいくわけもなく、
配属1ヶ月で「現実はそんなに甘くない」と
社会の洗礼を受けました。


まとめ。

社会人生活は、スタート直後から人生ハードモード
けれど、あの2年間があったからこそ、
今の自分は少しだけタフになれたのかもしれません。

新入社員時代、僕が学んだ教訓はシンプルです。

  • 人は変えられない。変えられるのは自分だけ。
  • 歯車にも油は必要。無理は禁物。
  • 幸せの方程式は、社会人になると毎回再計算。

こうして僕の社会人1年生は、
幸せよりも忍耐を学ぶ時間となったのでした。


次回は、そこからどう人生が転がっていくのか、
またゆるっと語ります。

読んでくれてありがとう!

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