【大学時代④】ロン毛を捨て、安定を拾う。僕の就職活動記

キャリア

こんにちは!
今日は大学時代の終盤、僕が直面した**「就職活動という名の人生選択ゲーム」**について書こうと思います。


ロン毛卒業、社会人デビュー準備。

大学院1年の冬。
長らくお世話になったロン毛とヒゲを、バッサリ切り落としました。

髪型とヒゲを捨てると、
なんだか「社会人β版」にアップデートされた気分。
鏡の中の自分を見ては、

「お前、本当に大丈夫か?」

と問いかけては、自問自答の日々でした。


周りの輝きが、逆に不安を呼ぶ。

就活シーズンが始まると、周囲はピカピカの就活生に早変わり。
ベンチャー企業、金融、コンサル、広告代理店——
年収1000万! 成功者コース!みたいな求人に
みんな目を輝かせていました。

一方、僕の心はと言えば…

「果たして自分、この戦場で生き残れるのか?」

大学生活を通じて、勉強や経験で自信はついた。
けれど「社会」という名の未知のダンジョンに足を踏み入れる勇気は、
ロン毛と一緒に床に落ちていました。


就活の軸、発見。

そんな中、自己分析を進める僕。
ふと心の奥から出てきた本音は、意外にもシンプルでした。

「俺が求めてるのは、終身雇用と年功序列だ。」

……渋すぎる。
同級生たちが「ベンチャーで成長したい!」だの
「外資で挑戦!」だの言っている横で、
僕はひとり、「安定という名のシェルター」を探していました。

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レールから外れた過去が、僕を導いた。

思い返せば、高校を1ヶ月で中退し、レールから外れた人生。
そんな自分にとって「レールに乗る」という行為は、
何よりも価値のある夢でした。

就職活動の志望動機には書けませんが、心の底では
「でっかいレールにしがみつきたい」という願望が
燻り続けていたのです。


理想の働き方、見つけました。

さらに言えば、僕は人付き合いが大の苦手。

  • 人前で熱く語ったり、
  • クライアントと無茶な交渉したり、
  • 部下を何人も率いてプロジェクトを指揮したり。

そんな華やかなキャリアよりも、

「地味でもいい、歯車としてコツコツ回り続けたい。」

このスタンスが心地よかったのです。
少しずつできることを増やして、
仕事は“そこそこ”の収入。
そのぶん、プライベートの時間を大切にしたい。

シンプルだけど、自分には最高の働き方です。


国営系企業への挑戦。

そんな思いを胸に、最終的に選んだのは
国営の通信事業会社。

いわゆる「安定」と「終身雇用」に定評がある、
“レール界の王者”のような存在。

面接では、もちろん

「社会に貢献したいです!御社の未来を切り拓きたいです!」

なんて優等生発言を連発しましたが、
心の中では「歯車ポジションを希望しています」と
土下座したい気持ちでいっぱいでした。

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結果的には選んでよかった。

そんな思いで入社した国営企業。
結局いろいろあって数年後には辞めてしまうのですが、
今振り返れば「この選択は間違いじゃなかった」と胸を張れます。

社会の厳しさも、組織の理不尽さも、
そして「安定」という幻想も、そこで学びました。


僕の就活まとめ。

  • 若気の至りでロン毛を切り落とし。
  • 社会の荒波を前に、自分の居場所を探し。
  • 結局行き着いたのは「大きなレールで安全運転」。

そして今思うのは、
どんな選択にも正解も不正解もないということ。

当時の僕は、
「安定=幸せ」だと信じて疑わなかったけれど、
人生は進むうちに「幸せの形」が変わっていくものだと
今ならよくわかります。

就職活動は、あくまでスタートライン。
大事なのは、その後の自分の歩き方。
それに気づいたのは、社会人になってずいぶん経ってからでした。


おわりに。

就活は、自分と向き合う貴重な時間です。
「どう生きたいか?」を考え続けた日々こそ、
社会人になった今も僕の支えになっています。

ロン毛とヒゲを落としたあの冬の夜、
鏡の前で誓ったこと。

「どんな場所でも、自分らしくコツコツ生きる。」

その約束は、今でも密かに守り続けています。

さて、次はどんな思い出を掘り起こしましょうか。
今日も読んでくれて、ありがとうございます!

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