「仮面をかぶる」って聞くと、ちょっとズルいとか、偽ってる感じがしませんか?
でも僕は、けっこうポジティブにこの言葉を使ってます。
仮面って、守るためのものだし、なりたい自分に近づくための手段でもある。
今日はそんな“仮面”の話をしてみようと思います。
勉強のときは「努力できる人」の仮面をかぶる
資格試験や受験のとき、自分のままだと
・スマホ見てダラダラ
・「今日はちょっとだけ休憩…(→3時間経過)」
なんてこと、よくありました。
でもそんなとき、僕は 「今、自分は“努力できる人”になりきる」 という仮面をかぶります。
- 無駄にシャーペン揃えてみたり
- ドリンクにレッドブル選んで「追い込んでる感」出してみたり
- SNSで「今日の進捗」なんてつぶやいたり(←演出込み)
すると、不思議と気持ちも引っ張られてくるんです。
演じてたつもりが、いつの間にか「それっぽい自分」に近づいてる。
仮面は、“やる気が出る前”にかぶるもの。
出てからじゃ遅いんです。
会社では「仕事できる人」の仮面で動いてみる
社会人になってからも、仮面は役立ってます。
特に、入社直後や転職直後の“自信ゼロ期”。
とりあえず、「できる人」のフリをしてみる。
・会議でちゃんとメモとってる風
・「これは○○さんに確認してみましょう」と“仕切れる人”ぶってみる
・メールは敬語を極限まで丁寧に
すると、「あれ、この人しっかりしてるな」と周囲が思ってくれる。
その“見られ方”が、自分の行動を変えていく。
自信は仮面から後追いでやってくる。
「中身が伴ってから」じゃなくて、「先に形から」でOK。

仮面があると、怒られてもクッションになる
これは僕の中でけっこう重要なメリット。
ミスしたとき、怒られたとき、
仮面をかぶってるとこう思えるんです。
「これは“仕事用の仮面”が怒られてるのであって、
本体の自分は無事です」
もちろん責任は取るけど、
“人格攻撃”として受け止めずに済む。
仮面がクッションになって、
心のダメージを直撃からそらしてくれる。
仮面は嘘じゃない。“スイッチ”だ。
仮面は「嘘をついている」のではなく、
“なりたい自分への仮登録” みたいなもの。
- 頑張りたいなら、頑張ってる人の仮面
- 自信がないときは、自信ある人の仮面
- 人間関係に疲れたときは、「愛想いい人」の仮面(←やりすぎ注意)
その仮面に助けられた時間が、
やがて本物の自分をつくっていく。
おわりに:仮面は、必要なときに必要なだけ。
ずっとかぶり続ける必要はない。
仮面は、必要なときだけの応急処置。
でも、誰かに会うとき、何かに挑むとき、
ちょっとでも前に進みたいときには、
「仮面をかぶってみる」のは、十分にアリだと思う。
仮面の自分も、本当の自分を助けてくれるパートナー。
今日も、ほどよく仮面を整えて、
ちょっとだけ前を向いてみようと思います。

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